自動車部品メーカー4社の平均年収と営業利益率を比較
公開:2026年10月31日|編集:メーカーキャリアラボ編集部|データ確認:2026年10月31日(更新元の月次レビュー記録は2026年10月22日)
自動車業界で就職・転職を考えるとき、完成車メーカーだけでなく部品サプライヤーにも注目する価値があります。ただし、同じ「自動車部品」でも電動化関連、駆動系、内外装、照明といった製品の違いがあり、収益構造も仕事も一様ではありません。
対象は全自動車部品メーカーではなく、収録データから抽出した4社です。平均年間給与は主に提出会社単体、営業利益率は原則連結の値です。異なる会計基準が混ざるため、単年度の表から会社の優劣や個人の待遇を断定しないでください。
デンソー・アイシン・豊田合成・小糸製作所の比較
| 企業・証券コード | 主な事業 | 平均年間給与 | 営業利益率 | 決算期末 | EDINET書類ID |
|---|---|---|---|---|---|
| デンソー(6902) | 自動車部品・電動化 | 915万円 | 7.3% | 2026-03-31 | S100Y9T1 |
| アイシン(7259) | 自動車部品・駆動系 | 777万円 | 4.5% | 2026-03-31 | S100YAWO |
| 豊田合成(7282) | 自動車部品・内外装 | 745万円 | 6.9% | 2026-03-31 | S100YC23 |
| 小糸製作所(7276) | 自動車部品・照明 | 670万円 | 5.4% | 2026-03-31 | S100YHHQ |
営業利益率=営業利益÷売上高×100。表示値は四捨五入。データはサイト公開中の1,089社データ(v3.25.1、2026年10月31日確認)から抽出しました。各数値の確認先は金融庁EDINETです。原XBRL照合に基づく収録値ですが、記事作成時に独立のEDINET CSV突合・訂正報告書の再確認は実施していません。
4社の平均年間給与から考えられること
今回の4社ではデンソー、アイシン、豊田合成、小糸製作所の順に提出会社の平均年間給与が並びます。ただし、これは会社単位の集計であり、技術系・事務系・製造現場の職種別給与ではありません。平均年齢・平均勤続年数・職種構成が異なる場合、同じ年齢・同じ職種での賃金差はこの表とは違った結果になり得ます。
営業利益率も、連結グループの事業ポートフォリオ、原材料費、海外拠点や為替などに左右されます。単年度の利益率を給与水準に直接結びつけるのではなく、過去数年の推移や各社の決算説明資料と併せて見ることが重要です。
自動車部品メーカーの仕事を選ぶ視点
部品の種類が変われば、技術課題が変わる
電動化や制御システム、駆動系、樹脂・ゴムなどの内外装部品、照明では、必要な知識や顧客との関わり方が異なります。自分が研究開発・生産技術・品質保証・SCMのどの工程で価値を出したいのかを考え、実際の製品・工場・求人情報を見比べましょう。
完成車メーカーとの取引関係を確認する
自動車部品メーカーは顧客の車種計画や生産台数の影響を受けます。顧客の分散状況、海外工場、調達・生産拠点の構成などを確認すると、単なる年収の順位とは別の事業リスクを考えることができます。
求人を見るときの4つのチェックリスト
- 採用会社と配属会社:持株会社・事業子会社・国内外拠点のうち、実際に雇用される会社はどこか。
- 仕事内容:電動化、車体、駆動、照明など製品領域と、開発・製造・品質・ITなど担当領域は何か。
- 給与の条件:賞与や時間外手当を含む年収レンジ、勤務地、転勤、交代勤務の可能性を確認する。
- 事業の変化:顧客、主力製品、設備投資、研究開発、過去の利益率をまとめて評価する。
給与の値だけでなく、営業利益率・決算期・キャッシュフローを企業比較ツールで確認しましょう。
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